リオアラウカその後 [ワイルドグッピー]

 アクアライフ誌で特集のためにワイルドグッピーを探しているというので問い合わせがあったのは数か月前でした。あらためて我が家の<ワイルド>グッピーの水槽を見まわすとどれもがもはやワイルドとは呼べない代物になっていることに気づかされました。
 グッピーはたくさん殖えると無意識的にせよ次世代の親を飼い主が選択することになります。もうこの時点で自然選択ではなくなってしまうのですね・・・。私なんかは思いっきり顔で選びますから(苦笑)

 昔はどこそこにワイルドが入荷した、と聞くと駆けつけては産地違いの系統を並べて喜んでいました。1980年頃の話です。その頃は競争相手もいなかったのでコレクションは楽でした。混じりのワイルドグッピーなんて誰も見向きもしなかったですから。ずいぶん後になってベネズエラ、コロンビアあたりの産地名付きのワイルドレティキュラタが数系統入荷した中にリオアラウカがおりました。

 凡庸な他の産地ものに比べてスポット模様の独自性は際立っていました。ピーシーズの今はなきアクアウエーブという雑誌に掲載されたのを覚えています。(2000年12月号通巻13号)
 その何年か後に入手して数年は直系で維持改良しましたが頭打ちになってしまい他の系統に併合し今に至っています。以上極めて曖昧な記載で恐縮です。

 ともあれ現在のアラウカの血を引くものをご覧ください。
リオアラウカ系.JPG

 もともとの画像がなく恐縮です。これもいずれ探します(ほんとだろうな!)
 今はシナモンホワイトピーコックの系統(評判がイマイチです)からちらほら出る程度になっています。
048.JPG
 
 水槽と電気代には周囲の厳しい目があるために限られた保温水槽を奪い合うことになるので系統の併合は毎年この時期に悩ましい問題となります。
 夏場に調子に乗って増やした品種を一気にリストラできずつい混ぜこんでしまって・・・・悪い癖です。

 
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コメント 4

Doo

これが、リオ・アラウカの末裔ですね? たしかに、スポットと赤ラインにその片鱗が伺えます。これなら復活も出来るのでは・・^^;


by Doo (2015-11-26 09:16) 

花やん

 Dooさん、お恥ずかしいものをお見せしてしまいました。このパターンのはもはや優先して残すラインではなくなっています。けれどもしつこく出現してきます。
by 花やん (2015-11-26 19:15) 

Doo

せめてラインが途切れる前に、アクステへ放流・・いや、譲渡を(笑)

by Doo (2015-11-27 13:44) 

花やん

 Dooさん、そ、そうですね、店の迷惑顧みず送っちゃいましょうかね^^といっても現在はこの表現になる魚はいませんので来年の出現待ちになります。あ、誰かの安堵のため息が聞こえたような・・
by 花やん (2015-11-27 18:55) 

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