一応補足 [時局]

」2017年度日本魚類学会 市民公開講座(2019.7.15)
「第3の外来魚問題」~人工改良種の野外放流をめぐって~の出席者のメモより(補足箇所あり)

・国外外来魚、国内外来魚、に加えヤマトゴイ、錦鯉、金魚、ヒメダカのような人工改良種が第3の外来魚と位置づけされる

・メダカ改良種であるヒメダカは単一の種苗集団に由来する
・全国の野生集団のメダカからヒメダカ由来の遺伝子が123地点中48地点で確認された
・ヒメダカは野生個体と交配すると見分けがつかない(AA,Aaとも野生体色)
・遺伝的撹乱が生じている集団がこれ以上拡散させない方策が必要

・コイの放流には在来コイとの交雑、水環境の改変(水草、水生昆虫の捕食)という2つの側面がある
・日本在来のコイは琵琶湖北部のノゴイといわれる集団だけである
・ヤマトゴイ、といわれるのは明治以前に大陸のコイ(Oujiang color carpなど)が混入している
・錦鯉はヤマトゴイから改良されたものであるが更にヨーロッパ系のコイの系統が混入している

・近年輸入金魚の増加に伴い新しい感染症が発生し野生魚への影響が問題視されているKHV(コイヘルペス),SVC(コイ春ウィルス)、ERM(レッドマウス病)など
・金魚や錦鯉の養殖業者は選別外の魚の処分には手を焼いているが現状直接放流することはない。ただし放流目的にこれらの魚を購入希望された場合断ることは難しい

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