グラステールの歴史① 不定期連載 [グッピーの秘]
Claus氏から連日鋭い質問が来ています。こんなことを知りたい人は世界中でも片手で数えられるのではないかと思いますが資料を出したついでにここにもメモっておきます。
今のブルーグラスの起源は当然グラス、つまりグラステールというグッピーなのですが、それがいつ頃からいたのか、というのは実は曖昧なのです。
ソ連(ソード連合)の調べではその起源はシンガポールから来たものでありグラスグッピーglass guppyとかグリッタースポットglitter spot guppyとかの記載が1970年頃のYKIグッピー養殖場の広告に登場しています(フィッシュマガジン)。ただし写真はありません。当時を知る故森氏はグラス=グリッタースポットだとおっしゃっていました。
写真として初めて登場したのはこれ。(フィッシュマガジン1971年10月号)
全日本グッピー協会コンテストの総合4位の魚として掲載されている魚が最初と思われます(注釈はなし)
当時としてはグラステールやレオパードはモザイクの一系統とみなされモザイクと混成して飼育されていたようで一般的には細かいモザイクくらいの認識だったのでしょう。
これはご存じ?熱帯メダカ族百科初版本の表紙。1971年刊。
後年著者の和泉氏はこの魚がスカイブルーネットの最初の魚だと述べています(1973年頃全出誌)
スカイブルーネットとグラスの関係は不明なのですがほぼ同時期に同様のパターンの魚なので同じ遺伝型をもつものと考えるのが妥当でしょう。後年(1980年頃)になると和泉氏も自分のブルーネットをグラステールと呼んでいます。(FM)
どこがブルーやねん?というツッコミを師匠に入れることは当時中学生高校生だったソ連の我々にはできようはずがありません^^
今のブルーグラスの起源は当然グラス、つまりグラステールというグッピーなのですが、それがいつ頃からいたのか、というのは実は曖昧なのです。
ソ連(ソード連合)の調べではその起源はシンガポールから来たものでありグラスグッピーglass guppyとかグリッタースポットglitter spot guppyとかの記載が1970年頃のYKIグッピー養殖場の広告に登場しています(フィッシュマガジン)。ただし写真はありません。当時を知る故森氏はグラス=グリッタースポットだとおっしゃっていました。
写真として初めて登場したのはこれ。(フィッシュマガジン1971年10月号)
全日本グッピー協会コンテストの総合4位の魚として掲載されている魚が最初と思われます(注釈はなし)
当時としてはグラステールやレオパードはモザイクの一系統とみなされモザイクと混成して飼育されていたようで一般的には細かいモザイクくらいの認識だったのでしょう。
これはご存じ?熱帯メダカ族百科初版本の表紙。1971年刊。
後年著者の和泉氏はこの魚がスカイブルーネットの最初の魚だと述べています(1973年頃全出誌)
スカイブルーネットとグラスの関係は不明なのですがほぼ同時期に同様のパターンの魚なので同じ遺伝型をもつものと考えるのが妥当でしょう。後年(1980年頃)になると和泉氏も自分のブルーネットをグラステールと呼んでいます。(FM)
どこがブルーやねん?というツッコミを師匠に入れることは当時中学生高校生だったソ連の我々にはできようはずがありません^^
2017-12-02 18:07
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コメント(2)
お久しぶりで御座います。
懐かしい言葉・・グリッタースポットに反応してしまいました。
当時師匠:故 森 伸三氏が良く口にされて居られました。
昭和47,8年の話しですが・・
その当時から想えば今のグラス表現個体、それらは素晴らしい進化と変化を遂げたのは舞い違いないのですが、そのカゲに大切なモノを忘れ去った、消された感が在るのは私だけでしょうか?
この時の感動は忘れてはいけないし、それがGUPPYへの一つの“道”と想うのですが・・
by 赤眼出目錦 (2017-12-04 07:50)
赤眼出目錦さん、コメントありがとうございます。やはりお好きなんですねえ^^グラステールは私の中ではグッピー再興の最後の一糸だった系統というイメージがあります。
グッピーの形質はだんだん変わってくるというのが最近の持論で、今の魚は素晴らしいのですが昔の魚はきれいだった、と思うのは歳のせいでしょうか。
by 花やん (2017-12-04 08:16)