グリーンタキシード新話② [三角コーナー]

典型的なグリーンタキシードの画像は多くなく1968年には良品が見られますが翌年からのものは色に乱れが見え出し、70年以降はドイツイエロー、モザイクタキシードに取って代わられてしまい見ることはなくなりました。
CSC_0276 (2).JPG

CSC_0275 (2).JPG
 以上は第1回日本グッピー協会コンテストの入賞魚  フィッシュマガジン1968年8月号より

渡来したニュータイプのブルー(グリーン)タキシードはオスだけだったので、その相手には当然のことであるが、先に述べた雑種のメス(赤またはピンクの尾びれのタキシードグッピー)が用いられた。~しかしこの<●●●(メス)>はニュータイプの紳士との結合によって予期しなかった素晴らしい結果をもたらした。
その一はニュータイプのオスにふさわしいメスがあらわれたことである。~
その二は今までに多くでたさまざまな雑種タイプがファンシー的になり、尾びれに小さな点が多くでるのが多くなった。これが今日モザイク何々といわれてあ(いる)タイプのもととなったものである。ある人はこのモザイクタイプをあたかも自分が作出したようにいっているが~~
           <和泉克雄 グッピー交配の秘密>より抜粋 ()内は筆者注 

グリーンタキシードによってモザイクは誕生したのですが本筋の魚はついぞ見られなくなってしまった、というわけです。
オスのみだったグリーンタキシードの相手に赤系タキシードのメスを使うことはすごく順当な考えですが結果的にグリーンタキシードのX遺伝子がレッドタキシードのXと混在することになり分離が不可能になった、ということにようやく気付いたのでした。

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